2018/07/16
なぜ介護タクシーは独立のハードルが低いのか?☆情弱な人は注意が必要!
介護タクシーの業界は独立のハードルが低いなんて言われてることはご存知ですか?
実際のところは確かに独立しやすい業界であることに違いありません。
そのため、今、この業界は多くの開業者の方が参入しようとされています。
僕が住む兵庫県の但馬地域を例に出してみますと、8年前の平成21年に独立した当初、介護タクシーの業者は9社だったのですが、現在は23社と2.5倍に増えています。
(豊岡市の外出支援サービス登録業社を一部参考)
ちなみに兵庫県の推計人口を見てみると、独立時の但馬地域の人口は18万人、そして平成29年2月1日現在の人口は16万7千人と減少傾向にありますが、介護タクシーの業者さんは増え続けているという現状があります。
まだ、この数年で独立する介護タクシーの業者さんは増える勢いがあるでしょう。
なぜなら、介護タクシーは他の業種と比べるとリスクが少なく、独立がしやすいからです。
介護タクシーで独立するのは難しくない?
僕は介護タクシーを独立することに関してはそんなにハードルが高くないと思っています。
なぜなら、介護の素人、経営の素人である自分でも出来たからです。
当社で立ち上げさせていただいた年齢層を見ていても、40代〜50代が多く、実際に独立されている方の中には60代、70代の方もおられるのが介護タクシー業界の現状です。
ただし、大切なことは「独立してから」であり、そこからはなんとなくの経営では難しいでしょう。
そういったことは介護タクシー開業支援事業でノウハウを伝えさせていただくわけですが、まずは独立するにあたり、ハードルが高くないことをこれからお伝えさせていただきます。
特別な資格がいらない?
介護と聞くと、介護福祉士や看護師のような難しい国家資格が必要なのでは?なんてイメージがありますが、実は普通二種免許の資格さえあれば、介護タクシー屋さんになるのは難しくないんです。
ただ、普通二種を取得しようと思ったら、少しだけ条件があります。
普通二種免許取得の条件
- 年齢が21歳以上であること。
- 第一種免許を取得してから3年が経過していること。
※途中免許取り消しがあった場合は、その停止していた期間を除いた累積の期間になります。- 視力(視力が、片目それぞれ0.5以上かつ両目0.8以上(眼鏡可)聴力など普通免許を取得した時と同じ条件がクリアしていること。
必須である普通二種免許を教習所に通うとなった時の費用と期間
・費用 22万〜26万くらい
・期間 10日前後
なお、この費用と期間は「通学」か「合宿」によって違ってきます。
この二種免許の資格に関して、僕は過去に自動車教習所で指導員をしていた経験から養成もしていたことがあり、飛び入り試験の一発合格者を出したこともあります。もちろん、僕自身も飛び入り試験一発合格者です。
二種免許以外に持っておくと、とても役にたつ資格があり、それが介護職員初任者研修というものです。昔でいう「介護ヘルパー」の資格です。
これを持っていなくても介護タクシーを開業することは可能です。しかし、持っておくことによってメリットもあるので、僕はこの介護職員初任者研修を受講しておくことをオススメします。
初期費用が意外とかからない?
介護タクシーを始めるときにかかる主な費用としては、次のとおりです。
- 車両代 新車で小型150万〜 中型300万〜 大型450万程度
- タクシーメーター 全て込みで20万前後。
- ストレッチャー 15万〜30万
- 車椅子 3万〜
- 登録免許税 3万
というのがあります。車両代だけは、かなり高くつきますが、他にかかる費用は50万程度と意外と少なく、なんと200万円程度あれば独立が可能な場合もあります。
これは、あくまで全てを新車で揃えたケースであって、中古車ならもう少し安くなる場合もあります。
店鋪を構える必要がない?
独立というと、店鋪を構えたり、事務所を借りたりしなきゃ!なんて思いがちですが、現在、住んでいる自宅を事務所として登記を抱いている人も多く、新たに場所を確保する必要はありません。
僕の事業所も住んでいる家を事務所として、仮眠室や点呼場所も既存の部屋を使っています。
これは持ち家だろうと借家であろうと関係はありません。ただし、借家の場合は持ち主の承諾が必要になってくるので、そういった場合は承諾書を添付して運輸局に提出する必要があります。
また、住んでいる場所を事務所とするならば、その場所が事業所として開業して良い場所かどうかを確認しておく必要があります。
駐車場のスペースの確保や洗車場も確保しておく必要がありますが、どうしてもない場合は借りる必要があります。
☆ポイント
- 事務所、点呼場所、仮眠室は既存の建物で大丈夫ですが、その場所が事業をしていい場所かどうかの確認
- 駐車場の確保(無い場合は借りてもらいますが、住所から2km以内とする)
- 洗車場の確保
ハードルが低いだけに情報弱者な人は注意が必要!
介護タクシーは開業のハードルが低いということを書いていきましたが、昨今ネット社会ですので、この記事を読まれた方はその他のサイトも閲覧されていることと思います。
そこで次の点に注意してほしいです。
- 会社の規模の大小に限らず、ネットに書いてあることを鵜呑みにしない
- 気になったことは問い合わせをしてみる
- 電話先で良い話をしてくる場合は要注意
- 介護タクシーを営んでいない
- その会社が現代のマーケティングについていっているか
これらの5つは最低限のこととして注意をしてください。当社がこれまで相談にのらせてもらった内容に上記の5つが含んでいました。
僕が一番重要視しているところは、現代のマーケティングについていっているかというところです。
ですから、僕自身が年に数回マーケティングや経営セミナーに行き、それを介護タクシーに当てはめて、当社の会員さんには情報を発信しています。
つまり、定期的に会員さんには新しい情報を共有してもらっているということです。
どこの開業支援で受けようと、あらかじめきちんと情報を取り入れ、そこから取捨選択するのは皆さんです。
恐れず一歩踏み出してみよう!
上記では、介護タクシーに必要な資格とおおまかな初期費用、事業所の確保について説明していきましたが、いかがだったでしょうか?
事実、僕自身も介護タクシー業界で独立をしましたが、さきほどあげたハードルの低さを利用し、少し初期費用を多くかけ800万円で独立をしました。
(あくまでこの費用は一番高いくらいだと思ってください。)
1週間後には、すぐにお客さんをタクシーで運んでいたので需要がある証拠ですね!
ただし、あくまで私の住む地域は経営をしていくにはなかなか大変な地域です。
他の記事で書いていますが、私が住む地域では福祉有償運送というタクシーの半額の料金で移送をしている車両が4台います。
そういった車両がいるにも関わらず、仕事が入ってきたということは需要はあるということだということです。
また、私が今後5年くらいで介護タクシー業界を予想していますので、読んでいただければと思います。
需要はあるでしょう。
その需要を狙って、多くの供給、つまり介護タクシーを独立する人たちが増えるので、そういった人たちに埋もれないためにも当社で研修を受けることをオススメします。
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