チャイルドシートは人気のあるモノを選ぶ事よりしつけが大切
今日は、元自動車教習所の先生らしい記事にしていきます。
これをきちんとしたおかげで僕の息子(小学5年)と娘(小学3年)は、今は何も言わなくても自らシートベルトをしてくれます。
後部座席に座る時でも、我が家は全員すすんでシートベルトをしてくれます。
では、最後まで読んでいただければと思います。
チャイルドシートとは
チャイルドシートとは、シートベルトを正しく着用する事ができない子供を自動車に乗車させる際、安全を確保するため身体を座席に固定する装置。
Wikipediaから引用
当たり前ですが、自動車に乗車したらシートベルトは着用しなければいけないのと同じで、赤ちゃんもシートベルトの代わりにチャイルドシートが義務づけられています。
(2000年から運転者が6歳未満の幼児を自動車に乗車させる場合に使用が義務付けられています。)
チャイルドシートの年齢について
チャイルドシートと言っても、年齢に応じたものが必要になってくるので、購入の際には表記を見間違って購入しないようにしなければいけません。
- 乳児用
主に首が据わっていない乳児(10kg未満、0~12ヶ月程度)に用いられるもの。年齢で言えば1歳未満。 - 幼児用
首が据わった幼児(9~18kg、100cm以下)用のもの。年齢で言えば、満1歳から小学校就学まで。 - 学童用学童
(15~36kg、135cm以下)用のもの。
おおまかに言えば、小学校に入学するまでの間に2つのチャイルドシートを使用することになります。
走行中に子どもを抱っこするリスク
子どもが産まれて間もない時というのは、どうしてもお母さんに抱っこされていた方が安心すると思いますし、お母さんも出来るだけ赤ちゃんを抱っこしている方が安心したり、嬉しいかもしれません。
しかし、自動車が走行している時にお母さんが赤ちゃんを抱っこするというのはとてもリスクが高いのです。
上の写真は、自動車に乗っている写真ではありませんが、こんな感じで抱っこしながら乗っていると仮定して下さい。
もし、走行中にこの状態で急ブレーキをかけたとき、お母さんと子どもはどうなると思いますか?
お母さんは間違いなく、急ブレーキの勢いで前に倒れます。
お母さんが倒れた勢いで子どもは助手席に挟まれたり、前のフロントガラスに挟まれます。
その結果、お母さんは生き残り、こどもだけが亡くなるケースがあるのです。
「私なら踏ん張れるよ!」「片方の手で支えれる!」という方。
無理です。
人間の腕力で支えれるのは、走行している自動車の速度がおおむね6キロ〜8キロ程度と言われています。
オートマチック車のクリープ現象(ギアをDの状態でブレーキを外すと勝手にすすむ現象)が8キロから10キロまでなので、クリープ現象の状態で急ブレーキを踏んでもかなり前に倒れるということになります。
走行中の自動車なんて40キロで走行することなんてザラですから、手で支えることは不可能だと言えます。
つまり、お母さんに抱っこされるよりチャイルドシートの方が圧倒的に安全なのです。
チャイルドシートを嫌がる子どもへのしつけ
お子さんが生まれるとチャイルドシートを選んで購入することって楽しみの一つだと言えます。
レカロのシートがいい、コンビのシートがおしゃれでいい。
でもね、子どもからすればお母さんに抱っこされるシートが一番いいのです。
それだけに、チャイルドシートに子どもを座らせる場合にぐずることが何回もあると思います。
これは仕方がないことです。親とすれば辛い場面ですよね。
うちも何回も経験しました。
腹が立つくらい経験しました(笑)
ここからがポイントだと思うのですが、乳児のときはこちらが強引に着用することも可能なんですよ。
嫌がってもささっと着用してしまってあやせばいい。
しかし、1歳や2歳くらいで色々動けるようになると、着用するまでに嫌がって着用させてくれなかったりするわけです。かなり暴れる事もあります。足や手だけでなく、体全体で嫌というのを表現します。
一度や二度ならこちらも我慢が出来るのですが、乗車するたびにぐずると腹が立ってきます(笑)
時間がない時ならなおさら腹が立ちます。
しかし、僕は我慢しました。
何を我慢したかというと、子どもがチャイルドシートを着けるのを許してくれるまでエンジンをかけるのを我慢しました。
これは、大人の忍耐力がとても大切になってきます。
最初は当然のことながら、なかなかチャイルドシートを着用させてくれません。「お母さんがいい」とぐずります。
そこできちんと説明しなければいけないわけです。
「もし、クルマがぶつかってあなただけがケガしたらお父さんもお母さんも悲しいからベルトはしなければいけない」って。
それを言い続けた結果、嫌がらなくなりました。
むしろ、自由に行動が出来る今では、3年生の妹が5年生のお兄ちゃんがもたもたしていると、「ベルト早くせな、出発が出来ないやん!」というくらいに。
きっと、子どもが生まれた時というのはチャイルドシートを着用させるのがかわいそうと思えるかもしれません。
泣いた顔を見るとなおさらです。
しかし、そんな時期は「しつけ」さえきちんとしておけば、あっという間です。
自動車は免許を持っていると運転するのは常識。
子どもをしつけるのも、親とすれば常識。
チャイルドシートはかわいそうだからとさせないのは非常識だけでなく、大きなリスクを伴うので、ぜひ、お子さんのためにも着用していただき、安全な運転を心がけてください。
きっと、これって子どもが大きくなり、我が子が運転するようになってからも影響してくるので、今のうちにチャイルドシートのしつけをしてください。
そうすると、悲しい事故は大幅に減りますから。
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