2015/01/10
高齢者は日本の宝~介護の現場を見ての気づき
おはようございます!
小学校でPTAの総務部長もつとめているバルーンパフォーマーつよっさんです!
昨日は、敬老の日でした。皆さん日頃から高齢者の方を敬っていますか?(笑)
そんなことで今日は高齢者についての人権作文をのせてみました。
色々な施設や病院に入っておられる高齢者の方の対応について気がついたことを人権作文として書きました。この秋に香美町教育委員会のほうに応募した作品です。長いですが、お時間ある方は読んでみてください。
国の制度から
柴山小学校 今西 強
「もう少しだ。耐えるのだ!」そう思いながら今から六十数年前、日本の若者たちは、我が国のために必死に戦い、励まし合い、時には仲間を亡くし、そして、敗戦という屈辱的な思いをした。
その後、敗戦国でありながらも、勢いよくどんどん成長していき、色々な物が有り余っている現在を迎えることとなった。
そんな戦った若者たちも今では、80代以上の高齢者と呼ばれる存在になってしまい、元気な人もいれば、亡くなった人もいる。
しかし、多くの高齢者が介護を必要とし、家庭の事情からか、家族だけでは対応できず、専門機関に相談する。
「介護保険というものがありますよ」その言葉から介護者、要介護者の生活が変化する。
介護者の負担は減り、要介護者の精神的負担は、大きく増えることとなる。
住み慣れていない部屋に連れていかれ、知らない人たちと共同生活、そして、知らない人に下の世話までされるのである。
これも、介護保険なので便利の良いサービスという認識で受けていただきたい。
しかし、私はここからが問題であると思っている。「タメ口」「命令口調」「プライバシーの無視」。この3つが当たり前になっている。私は、町外の施設でこんな体験をした。
施設や病院に行く事があり、利用者さんを施設内までお連れすると、20代前半の職員が高齢者の方に「○○ちゃん、立ち上がったらあかんがな!ちゃんと座っとき!」
そう言うと、もう一人の職員と目を合わせ、呆れた表情を浮かばせた。安全の為に、注意は必要不可欠である。しかし、正しい言葉づかいなのだろうか。過剰に丁寧にする必要はないにしても、立場的に弱者と言われる要介護者の方に対して許される言葉ではないと思う。また、若者だけではない。男性である私がその場にいるにも関わらず、ベテラン職員は、手際よく、要介護者の女性に有無を言わさず、パジャマをめくり、おむつの状態を見る。本当にこれが正しいのか。
そして、解決方法はないのか。何も難しいことはない。要介護者を「高齢者」と見て、少しだけ尊敬の念を抱えればいいのである。
今の平和な日本があるのは、多くの介護を受けている人たちのおかげである。戦争、戦後の貧しさを経験した本当に凄い人たちだ。
介護保険という制度から始まる要介護者の生活。「暴言」「暴力」「いじめ」。
受けている人たちは、言わないだけで辛抱している。言って解決するものではないということをよく知っておられる。
戦後から六十数年たった今も、心の中で互いにこう言い励まし合っているだろう。
「もう少しだ。耐えるのだ・・・」。
一度考えてみよう。平和な日本、誰のおかげで手にすることが出来たのかを。
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