2018/06/28
【元鬼教官が教える】商用目的な運転に必要な第二種運転免許取得は難しいの?
運転経験豊富でどんなに自信があっても、タクシーを始めとする旅客運送を業務として行う場合には、第二種運転免許が必要なのはご存知でしょうか?
もちろん、介護タクシーを独立開業する際にも二種運転免許を取得する必要があります。
下の写真をご覧ください。
僕の運転免許ですが、二種運転免許を取得すると写真のように「中二」と表記されます。
これが二種運転免許を取得しているという証拠になります。
では、そんな二種免許は取得することって難しいのでしょうか?
僕は取得している身ですので言えることかもしれませんが、きちんとしたことをきちんとした方法で身につけていれば、二種免許の取得はそんなに難しくはないです。
そんな難しくない第二種運転免許について書かせていただきます。
そもそも第二種運転免許とは!?
よく皆さんが一般的に取得されるのは、第一種運転免許と言い、小型特殊自動車、原動機付自転車、そして自動車を運転することができる免許です。
この記事を読まれている人の中には既に取得済みの方もおられるのではないでしょうか。
そして、業務のためお客さんを運ぶ目的で、事業用自動車を運転する場合に必要なのが「第二種運転免許」です。
ここで間違えてはいけないのは、車両の回送や、自動車の修理や整備・車両移動などのために整備工場や他の事業所に持って行ったり、個人タクシーの私用での運転など、旅客運送を伴わない運転であれば、第一種運転免許で運転することができます。
ですから、第一種運転免許しか持っていない人でもタクシーを修理工場へ持って行くくらいなら運転ができるのです。
ただ、前半でもお伝えしたように、介護タクシーを開業していくにあたり、自分自身も運転者として業務につく場合には、開業される方も第二種運転免許が必要となるのです。万が一、第一種運転免許しか取得していない人が、お客さんを運ぶといった旅客運送のために運転をしていた場合には、白タク行為として検挙されることになるので、注意が必要だと言えます。
みんながみんな取得できるの?
今回説明する第二種運転免許は、満21歳以上で他の第二種運転免許をすでに受けているか、普通自動車・中型自動車・大型自動車・大型特殊自動車のいずれかの第一種運転免許を取得していて、運転経歴が3年以上経過していること(免許停止期間中を除く)が免許取得の条件となっています。
ですから、21歳以上の人が第一種運転免許を取得してからすぐに第二種運転免許を取得しようと思っても、年齢はクリアしていますが、第一種運転免許を取得してから3年以上経過していないため、取得することはできないことになります。場合によっては、運転経歴証明書が必要になるケースもあるので、取得する際には取得しようとする教習所、または試験場に相談をしてみましょう。
そして、気になるのが試験内容です。
学科や技能といったものだけではなく、適性試験というものが最初にあります。これは、視力や深視力を計測し、一定の基準に満たせていない場合は、その要件を満たすように眼鏡を着用することもあります。
適性試験の内容
- 視力検査では片眼で0.5以上、両眼で0.8以上
- 深視力検査で2cm以下の人が対象
- 色別に関しても赤、黄、青や緑の識別ができること
運転経歴や年齢、深視力といったこともあるので、通常の第一種運転免許よりは少しですが、入り口が狭いと言えるでしょう。
教習所に行かないと取得できない?
ここでは、第二種運転免許を取得できる方法を紹介していくとともに、どういった人がどういった方法で取得するのがいいのか、元教習所の鬼教官として、そして、介護タクシー開業をサポートする立場として述べさせていただきます。
まず、二種免許を取得する方法は2種類あります。
- 指定自動車教習所に通う
- 試験場で飛び入り試験に行く
教習所に通った場合
教習所に通った場合の流れを説明します。
教習所に通うと、取得している免許の種類にもよりますが、基本的に二種免許の学科19時限、技能21時限を学びます。
その教習が終了し、技能検定を合格すると、教習所を卒業することができ、続いて試験場に行きます。その試験場で行われる学科試験に合格すれば二種免許の交付をしてもらうことができます。
ただ、教習所の場合は通学と合宿があり、合宿の方が早くとれることもあるので、早く免許を取得したい人は合宿を視野に入れていいかもしれません。
時間とお金に余裕があり、運転に全く自信のない方は教習所をおすすめします。
また、通学し出すと、教習所に行きたくないという思いを持たれる方も出てくるので、この記事も参考にしていただければと思います。
試験場の飛び入り試験に行った場合
試験場での飛び入り試験の順序ですが、まずは適性試験、学科試験をします。学科試験を合格することが出来たら、後日、技能試験をするための予約をとり、技能試験に80点以上で合格すれば、第二種運転免許の交付を受けることができます。ここまでで学科、技能とも試験場で何かを習うことはありません。つまり、試験場での飛び入り試験とは、全て独学で学び、そして試験場にいきなり試験を受けに行くというある意味猛者がするようなことです。
ただ、この飛び入り試験ではあらかじめ学び、学科、技能をきちんと学んだり、練習をしておけば、全てを一発でクリアできることもあります。僕自身、二種免許を全て一発合格しておりますし、僕が教えさせていただいた人も一発合格をしています。
どういった人にオススメかというと、運転がある程度できる人です。つまり、免許を持っておられ、通常運転している人なら、きちんとすれば飛び入り試験で免許を取得することは可能なわけです。
二種免許取得のハードルは軽々乗り越えよう!
さて、ここまで二種免許取得について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
一種の時に学科試験でつまづいた方も安心してください。僕が教えた人の中には、一種の時に一発合格できなかった人でも二種の試験では一発で合格された人もいます。
内容は一種より難しいですが、僕が支援をさせてもらうことによって、二種免許の内容を教えるとともに、かなりやる気を起こさせるような支援もしていきます。
ですから、落ち着いてこちらが伝える勉強方法で対策をしておけば、学科を一発合格できるようになれるでしょう。
続いて、技能試験ですがこれも基本が主になってきます。学科で習得した知識をきちんと理解し、技能でも応用できるようにすれば、一発合格も夢ではありません。
参考程度に下の記事をご覧になっていただくとわかりやすいかもしれません。
この記事では、何度も二種免許に対して、簡単だと書いてきました。
きちんとした練習と勉強をすれば、二種免許のハードルはそんなに高くありません。
ぜひ、この機会に二種免許取得にチャレンジをしていただき、新しい夢に向かっていただければと思います。
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