介護タクシーを独立開業後、他者をライバル視しても得をしない。
介護タクシーって基本的には一人親方みたいな感じになります。
会社組織になっている業者さんは、あまりいないような気がします。
それくらい気軽に開業できるのが介護タクシーの魅力でもあるのですが、それ故に面倒なこともあります。
介護タクシーの新規開業者には耳の痛い話。
ごく一部の業者さんではありますが、同業者をライバル視する業者さんもおられます。
良いライバルならいいと思います。
「あの業者は介助がとても上手だと評判がいい、うちも負けないように頑張ろう」というお互いが高め合える関係性ならその業界も盛り上がると思うのですが、中にはどこか不備がないかを見つけようとして目を凝らしている業者もいるようです。
確かにルールを破ったりしていたらダメです。違法ですから。グレーな部分も僕は好きじゃありません。
しかし、他社の動向なんてほとんどどうでもいい話です。
多少は興味持っちゃいますが、どうでもいい話。
新規で開業される方は、開業してまもなくはきちんとルールを守られると思います。
でも、なれてくると「これくらいはいいか」という勝手なルールを作ってしまいがちになるかもしれません。
これは本当に気をつけなくちゃいけないです。
僕も気をつけています。こういう仕事をしているからこそ余計に気を使っています。
注意されないのは、必ずしもできているからではない。
グレーなことをしていたとしますよね。
でも、誰も注意しなかったとします。
エスカレートしていって、限りなく黒に近いグレーになっていきます。
まだ、誰も注意してくれません。
気づいたときには、黒になっていたっていうこともあります。
そして、介護タクシーの関係機関から連絡があり、「あなたの事業所は間違った移送をしていると通報がありました」ということもありえます。
そうです。
間違ったことをしていて注意してくれるのではなくて、通報されるケースがあることを知っておいてください。
間違ったことをしていなくても、通報されることだってあるのですから。。。(苦笑)
他社をライバル視するデメリット。
きれいごとを言うと、同じ業種できっと同じ志をもって起業したんだからライバルじゃなくて仲間と思えたら一番いいですよね。
僕はそう思います。
ただ、そう思ってくれる業者さんばかりではないです。
いろんな相談を受けますが、僕の周りは恵まれてるなってつくづく思います。
僕が考えるに、他社をライバル視することって実はデメリットがあるんですよね。
段々と他社が気になってしまって、いつの間にかお客さんから目をそらしてしまうことってあります。
それがデメリットになるでしょう。
なんでこんなことが言えるかというと、介護タクシーを起業したての頃の僕がそうでした。
ライバル視というか、他社の料金に敏感になっていたかもしれません。
今では、そういうことに目が行って、自社の料金設定を変えようなんて発想は一切なくなりました。
それより、もっとお客さんと向き合おうって思うようになっています。
介護タクシーに大切なことはお客さんと向かい合う。
お客さんと向かい合うっていうと、おおげさかもしれませんが、ちょっとした声かけで喜んでくれたりするもんです。
いくら反応がない人でも「今日はいい天気ですが、風は少し冷たいですね〜」と自分が感じたことを伝えるって大切だと思います。
どうしたら、自社のお客さんに喜んでもらえるかを考えると、段々と他の業者さんが気にならなくなってきます。
ほとんどの人がわかっていることかもしれませんが、自戒の念をこめてこの記事を書かせていただきました。
どんどんと介護タクシーの業者さん同士が仲良くなっていき、仲良くなるだけじゃなく、お互い切磋琢磨できるような関係ならすごいいい業界になると思います。
僕もその架け橋になれればと努力していきたいですね。
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