介護タクシーで開業は個人?それともフランチャイズ?どっちがオススメ!?
介護タクシーの開業を検討していくと、果たしてフランチャイズで開業をするべきか?それとも個人で?なんて選択を迫られることもあるでしょう。
僕も一時はフランチャイズとまでは行きませんが、組織に属していたことがあります。
しかし、メリットを感じなかったので一年もせず、その組織から外れました。
今回は介護タクシーを開業するときに、フランチャイズがいいのか、個人のほうがいいのか書いていきたいと思います。
介護タクシーをフランチャイズ(FC)加盟で開業?
フランチャイズという言葉を聞いて、真っ先に頭に浮かぶのが「コンビニエンスストア」ではないでしょうか。
今から20年前、僕が住んでいる地域には一件もコンビニがなく、コンビニがある地域まで行こうと思ったら、車で2時間くらいかけていかなければいけませんでした。しかし、今では少し走るとそこらじゅうにコンビニがあります。
一件出たら、ドミナント方式によってコンビニがどんどんと拡大されていっています。
そんなコンビニは、フランチャイズが多数を占め、いつでもどこでも「あー、あのコンビニに寄ろうか」という感じで気軽にコンビニに行ける時代になりました。
フランチャイズのコンビニがあるように、介護タクシーもフランチャイズが存在します。そこで自分なりにフランチャイズで介護タクシーを開業するメリット、デメリットを考えてみました。
フランチャイズ(FC)で開業のメリット
- 同業他社とコミュニティが築ける
介護タクシーは多くの事業者さんが「個人」で開業をされます。そこで、不安なことは、「一人で開業は大丈夫か」というところです。人を単に運ぶだけなら、誰でもできるでしょう。しかし、事業を一人で運営していかなければいけない点を考えると、不安かもしれません。開業すると、様々な疑問が出てきたり、ノウハウがわからず、他業者に聞いたり、失敗をしながら、少しずつ覚えていく人もいるでしょう。そういったときにフランチャイズに加入しておくと、同じ会員の同業他社、またはフランチャイズ元に聞くことができるかもしれません。 - フランチャイズの知名度を使い、集客することができるかもしれない
あくまで「できるかもしれない」とさせていただいているのは、知名度が出るかどうかは地域によるからです。開業当初は、まず自社の名前を知ってもらう必要があります。しかし、最初はなかなか浸透しません。僕が住む地域は人口が2万人もいない田舎ですが、8年経った今も当社を知らないという人もいるくらいです。フランチャイズならその大きな名前を使わせてもらうことで、「あー、なんか聞いたことがあるグループだな」と知ってもらえる機会があるかもしれません。 - 様々な情報を仕入れることができる
最初の項目にも書いたことと重複しますが、フランチャイズは多くの事業主がいることが予想されます。集まりがある場合には、そういった事業者と交流することができ、いろいろな情報交換をすることができます。ただし、その情報が有益なのかどうかはわかりません。日頃の自分が疑問に思っていることを聞いてみると、自分では考えてもいない答えが返ってくるかもしれないのも楽しみの一つかもしれません。
フランチャイズ(FC)で開業のデメリット
- ロイヤリティーの発生
フランチャイズはそれなりのロイヤリティーが発生します。つまり、加入しておくと、費用が発生するのです。その費用以上の価値があるなら、加入しておいても良さそうですが、その価値を感じなければ、事業者にとっては加入するメリットはないということです。
定期的に払うロイヤリティーが大きな負担となって、廃業に追い込まれたら元も子もありません。 - 地域によって知名度がない恐れがある
皆さんは「ローソン」をご存知ですね。きっと日本国民の半数以上は知っていると思います。そういった日本全国どこにいっても知名度があれば、加入するメリットがあると思いますが、フランチャイズのメリットの一つである知名度を使っての集客ができなければ、意味がありません。介護タクシーは「誰でも使えるサービス」ではないので、介護に全く関係のない層が多い地域、そのグループが知られていない地域からすれば、知名度を使って集客するのは難しいと言えます。 - そのフランチャイズの経営方法に沿って運営をしていくことが多い
フランチャイズですからある程度、指針があるかと思います。そういった指針がその事業者の経営に本当に合っているかどうかなんていうのは、わからないと思います。地域性なんかも大きく影響してきます。やはり、会社員を辞めて、自分で創業したなら、自分の意思で色々と運営していくほうがいいと僕は思っています。
介護タクシーという業種なら個人開業!?
ここからは、フランチャイズに加入せず、個人で開業した場合のメリットとデメリットに触れていきたいと思います。FC加盟だと売り上げから抜かれる部分が大きい点などに触れてください。
個人開業のメリット
- 法のもと、基本的に自由にできる。
介護タクシーは「国土交通省」が管轄しています。そして、道路運送法という法のもとで運営をしていく必要があります。これは絶対条件です。
個人で開業するということは、その法をきちんと守ってすれば、ある程度は自由にできるわけです。制服の色をピンクにしようが青にしようがいいのです。フランチャイズの場合は、その会のステッカーを貼ることもあります。そして、何かしら縛りがあるかもしれませんが、個人ではそういったことがありません。ただし、何度も書くように「法のもと」で運営をしていかなければいけません。 - 余分な費用を支払う必要がない
これはあくまで、フランチャイズと比較した場合ですが、もし、フランチャイズに加入した場合、一定のロイヤリティーを支払う必要がありますが、個人で開業された場合は、そのような費用が発生しません。その加入先にもよりますが、ひと月30,000円くらいの費用が必要だとしましょう。そして、ひと月の売上が300,000円だったするならば、売上の10分の1を加入先に支払う必要があるわけです。
個人開業のデメリット
- 開業の準備を一人でするのでとても時間がかかり、効率が悪い
一人で開業する場合、全て自分で準備をします。従業員がいれば、話は別ですが、開業直後からそういった事業者さんは少ないでしょう。ですから、莫大な時間かかり、とても効率が悪いです。行き当たりばったりのような開業だと、軌道にのせるのも時間がかかります。そういった面ではどこかでお世話になるほうがとても効率が良いでしょう。 - 情報が入って来にくい
ある程度のコミュニティが築けるまで少しだけ時間がかかります。人によっては、完全に閉鎖的になってしまう方もおられます。そうなると、本来、いれておきたい情報を入手することが困難な場合があるのです。運輸局の告示を頻繁に見ておけば、国の動向はわかりますが、それだけではありません。情報が入らないことはとても大きなデメリットと言えるでしょう。 - 業務に追われ、先のことが考えれない。
普段の業務に追われることはよくあることです。ただ、目の前の仕事だけをこなしてしまっている状況で、次なる一手を打てるところまではなかなかいけないのが介護タクシー事業者の現状ではないでしょうか。僕自身も目の前の仕事だけに専念して、それだけで満足していました。あとになってから気づいたのですが、それだけだと将来性はないと思っています。自分の知識や技術を高める研修が必要ではないでしょうか。そういったことを思っているだけで、なかなか行動に移せないのが個人で開業するデメリットだと言えます。
フランチャイズ?個人?つよっさんのオススメはズバリ!?
さて、そろそろまとめに入りたいと思うのですが、フランチャイズなのか個人で開業していくほうがいいのかどちらがいいかというと、どちらもありだと思います。
ただし、その人によりますよね。
もし、その加入先の会社が好きでファンでいるなら、僕はその会社のフランチャイズに属することをおすすめします。自分の中ではその加入先がブランド化されているわけですから、それ相当の費用を払ってもいいと思っています。
ただし、フランチャイズに加入することによって、その加入先が全て何かをしてくれるだろうという過信をしているなら、加入しないほうが良いでしょう。
あくまで、自分が起業したいからされたのであって、加入先に頼るのは、大きな間違いです。それなら、どこかの会社に属して、一生サラリーマンで良いのです。
全てを一人でやりたい!!っていう人は、誰の手も借りず自分で開業することをおすすめします。ただし、少しでも不安がある人、又は今後研修などに取り組みたいという人は、どこかに加入することもありだと思います。
この記事を読まれている人は、どちらのほうを選ばれますか?
もし、読まれている人の中にこんな人がいたとしましょう。
- 開業が初めて
- 介護タクシーの事業を運営するのに不安がある
- ノウハウが知りたい
- マーケティングを学びたい
- 開業後もサポートしてほしい
- オンラインサロンでサポートしてもらえるところを探している
- コミュニティでつながりたい
そんな人はすぐに僕とつながったほうがいいです。
僕は上記のことを全て実行していて、オンラインサロンに関してはこれからその仕組みを作るところです。
新しいことが好きで、面白いなと思ったものはとりあえず取り入れていくタイプです。
そして、僕のところの会員になった方に、どこかで学んだことを介護タクシーに置き換えて説明をしたり、会員さんの役に立てる情報を発信していきます。つまり、会員の皆さんは、定期的にバージョンアップされていくということです。
なんで僕がこういうことをしているかというと、自分が逆の立場ならそういった組織があればいいなと思ったからです。
誰もいないなら、自分でやってみようと思い、介護タクシーの開業支援を立ち上げさせていただきました。
現在、2名の新規開業者の方が入会をしてくれています。
もうかれこれ1年以上の付き合いになるのですが、大変満足をしていただいています。
このお2名の人は、フランチャイズでもなく、個人でもなく、僕の事業所である「介護タクシー開業支援」を選んでくださったわけです。
最後は売り込みになってしまいましたが、当社は単なる仲良しグループではなく、きちんとどうやったら集客できるのだろう、生き残るにはどうしたらいいのだろうということを中学生でもわかるようにお話をさせていただいています。
会費は月額3240円です。
そんなコミュニティにぜひあなたもご参加ください!
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