介護タクシーの経営方法を間違っていました☆気づかせてくれた人は?
皆さんおはようございます。
昨日はお昼と夜と大変刺激になる時間でした。そして、今日はこどもたちのかるた大会の役員として参加します。本当は先週だったのですが、インフルエンザの影響で今日になったんです。
今回の話は、自分の経営方法の悩みを意外な人たちが打破してくれた話です。
僕は開業当初なかなかお客さんが定着しなくて本当に悩んでいました。新規の事業ですので料金設定って運輸局に言われたこの金額で本当にこれでいいのか?他と比べて高すぎないのか?だからお客さんがつかないのではないのか?
また、以前も書いたように僕が住む香美町は世帯数が6300世帯程度の小さな町です。香美町というのは、香住、村岡、小代という3地区があり、僕が住んでいるところから村岡や小代に行こうと思ったら、30分以上はかかり、場所によっては一時間近くかかります。そのため、よく介護タクシーで動く範囲といえば香住になります。その世帯数3000世帯程度でしょうか。
その中で、町が補助金を出して動いている社会福祉協議会さんがされている福祉有償運送があります。金額は当社の最大で10分の1です。
当社が13000円くらいの料金で走るところをその有償運送は往復で2,500円で走るのです。
みなさんだったらどうでしょう?有償運送を使われるのではないでしょうか?
当社もせめて時間制料金にして、5100円で走った方がいいのかと考えたことがあります。でもそんなことをしたら全く利益が上がりません。
あくまで経営者ですから、利益を上げる事も考えなければいけないのです。
悩んでいたときに、利用者さんからこんなことを言われました。
「今西さんがいなかったら僕は買い物にいけなかった。でも今西さんの介護タクシーが出来たから楽しみが増えたんです」
その方以外からも
「料金は高いのではなくて、有償運送がすごく安いだけでしょ?今西さんのされている金額はけっして安くはないけど、でも価格以上の対応してくれますよ」
開業当初は金額の高い安いだけに気が行ってしまっていたのです。
それを利用者さんに気づかされました。
決して、暴利はいけません。しかし、適正な対価をいただくことは通常のことです。
金額だけを安くしてお客さんを確保しているところは「金額の安さ」にお客さんはついていっているのです。
「金額は安くない」けどお客さんがいる介護タクシーは、「その介護タクシーの運転手の人柄」についていっているのです。
口コミが広がり、長続きするのは間違いなく後者です。
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