介護タクシーの開業方法は人それぞれ☆ノウハウを教えるだけでは無理
僕は介護タクシーの開業支援を仕事としています。
そういった中で色々な方から相談を受けます。
開業の方法、開業して儲かるのか、売上はいくらあるのか、ニーズはあるのか。。などなど。
電話してその場で「大丈夫です」なんて口が裂けても言えないのが現状です。
何故なら、経営なんてやってみないとわからないことだらけですし、その人がどんな人なのか僕自身もわかりません。
実際会ってみないと、その人が本気で頑張れるかどうかわかりません。
ちょっとだけ上から目線な文章ですが、そこを穏やかに見ていただけるととても助かります。
開業の申請方法は人それぞれ。
介護タクシーの開業における申請方法は、行政書士などに依頼をするか、開業を斡旋する組織に依頼をするのか、ご自分で申請をするのか、当社のようなところに依頼されるか大きくわけて4つにわかれると思います。
ではそれぞれのメリットをお伝えしていきます。
・行政書士・・・メリット 申請になれている人ならスムーズ
・開業斡旋・・・メリット 申請になれているのでスムーズ
・自分で申請・・・メリット 全てをするなら費用が激安で済む
・当社に依頼・・・メリット 助言を受けながら自分でするので力がついてくる
簡単に説明をしてみましたが、それぞれメリットがあります。デメリットに関しては他社のことを書くのも申し訳ないので書かないようにさせていただきます。ただ、当社のデメリットで言えば、こちらが助言をしながらご自分で申請書を書いてもらうので人にしてもらうよりは手間がかかるということです。
サポートするのが目的じゃなくて、一緒にしていき、育ってもらうのが目的。
すごいえらそうな文章ですが、本当に申し訳ないです!
当社の介護タクシー開業支援の仕事は、サポートすることだけが目的じゃありません。
そんなことしてたら、せっかく起業したのに潰してしまう可能性もあります。
一緒に考えていきながら、育ってもらうことを目的にしているのが当社独自の目的です。
育ってもらうという思いがある理由は、起業して間もない頃の自分にとって運転、介護技術、知識、どれを見ても出来ていたと思っていました。しかし、なかなか上手く経営が出来なくて、他の業者さんと比べても器材もいいのを揃えているにも関わらずそういった業者さんより全然仕事がありませんでした。
色々学んでわかったことなのですが、介護タクシーを利用する方の多くは複雑な器材のことなんか聞いてきません。
「spo2あるでしょうか?」「AED積んであるでしょうか?」「スクープストレッチャー積んでいるでしょうか?」
僕は上に出した3つの道具を揃えていますが、この器材を揃えていれば仕事のプラスになり、他の業者さんと差をつけることが出来たと感じていました。
しかし、この3つを依頼の際に聞いて来た利用者さんはほとんどおられませんでした。
つまり、器材にこだわりすぎてもっと大切なことに気をつけていなかったのです。
僕と同じ思いをしてほしくないという考えがあり、介護タクシーサポート事業を立ち上げて、当社に依頼していただいた方がスムーズに開業が出来、さらに健全な経営を目指してもらえたらという思いがあります。
そのためには、僕が出す宿題というのが結構めんどうですが、していただく必要があり、それを身につけてもらい一緒に考えながら成長して行く事業所を目指して行くわけです。
介護タクシーの営業方法は数年前とは違う。
ここ近年、スマートフォンの需要が伸び、介護タクシーを依頼する方の半分以上はスマートフォンを持っている現状が見られます。簡単に名前を打ち込んで、すぐに出てくるようにしようと思えば、それなりの努力が必要になって来るわけですが、そこまで手がまわらない事業所が多いのが現状です。
そのために、どうしたら利用する人から選んでもらいやすいかということを考えていき、その地域や会社に適した営業方法をしていかないといけないと思っています。今から7年前に僕は起業をしましたが、その時と全く同じ営業方法をしていても全く通用しないということはよくわかっています。
それがなぜわかるかというと、何度も失敗したからです。何度も失敗をしたということは、何度も行動にうつしたから得る事ができた自分のステータスだと考えています。
介護タクシー開業してすぐは焦って仕事を増やさない方がいい。
介護タクシーを開業してすぐに仕事が入ってくると、とても嬉しいです。こんなことを書くと不謹慎ですが、介護タクシーの依頼の電話があり、電話を切った直後にガッツポーズをしたことを覚えています。
つまり、自分が覚悟を決めて起業した内容が認められた瞬間と言う感じでしょうか。
そこで気をつけたいのが、一気に仕事を増やしすぎると間違いを起こす可能性があるということです。
介護タクシーの仕事中に忙しくしている状態で、別の利用者さんから予約の電話がかかってきたとします。
その際に、手元に紙がないからと言って、適当なメモにその予定日を書いてしまうとあとで予定表を見た時にとんでもないことが起きます。それが仕事の重複です。
これをすぐに気づけばまだいいです。しかし、そのままメモに書いている事さえ忘れてしまい、予定当日にお客さんから「介護タクシーを待っているのですがまだですか?」ということもありえます。だから、慣れないうちは断るか他社にお願いするかするのも一つの方法だと言えます。他社を紹介したあなたの事業所はお客さんからも他社からも喜ばれると思うので、そういった時はぜひ紹介してみてください。
介護タクシーの売上が少なくてもへこまない。
介護タクシーの売上がひと月5万円の時はものすごくへこみました。
なぜなら、高校のときにしていたアルバイトと同じくらいだったからです。
ちょうど今くらいの時期だったはずです。。。
今思えば、とても懐かしいなと思うのですが、もう二度とやってきてほしくない月でした(笑)
そうは言っても、起業当初は売上が少ない事を見込んでおいたほうがいいです。そして、売上が少なくても絶対にへこまないことです。そもそも0円じゃなければ、誰かの役に立っているわけですし、その役に立てる人であろう人に知ってもらい、使ってもらうと、売上は少しずつ上がっていきます。
ですから、まずは売上が少なくても焦らない事です。
介護タクシーの同業他社を目の敵にしないことが自社にとって最大のメリット。
僕の介護タクシー開業サポートで支援をさせていただいた方、全員には口が酸っぱくなる程言う事です。
それが「介護タクシーの同業他社は敵ではない」ということ。
そこがいくら儲かっていても、自社のお客さんが流れても敵ではないです。
僕の事業所だって、紹介した先の介護タクシーさんにお客さんが流れたことなんかあります。でも、敵として見ていませんし、当社の介護タクシーが利用出来なくて、お客さんが困っておられたらそこを紹介することだってあります。
変に目の敵にすると、自分自身にメリットを生みませんし、出会ったときのぎこちなさは他のお客さんたちにも伝わってしまいます。だから、基本的に介護タクシーの同業他社は仲間だという認識のもと、動いて行く方がいいです。
そうやって、連携をとっていこうと思ったら、介護タクシーを開業する前にきちんと挨拶をしておいたほうが良さそうですね。
介護タクシーが1台しかいないのに飽和状態のわが町香美町。
これまでのブログでも書いたように、僕が介護タクシーを開業する前にとある福祉関係の方から言われたことがあります。
「香美町は介護タクシーをしても無理です。なぜなら、行政が委託している団体が半分以下の料金で運営してい車両も数台ありますから」という内容です。
それでも、僕はどうしても介護タクシーをしたかったので開業しました。
結果的に今となっては、介護タクシーを開業して良かったと思います。一時はとても悔しい思いをして、涙が出そうになったこともありましたが、周りの支えや努力などによってここまでこれています。
僕が住む香美町には、現在たった1台しか介護タクシーがいないにも関わらず飽和状態に近い感じです。ずばり言うと、僕が起業する前からすでに供給側が足りていたのかもしれません。
あちらこちらから、「そろそろ民間に託したほうがいいんじゃないか」という声も上がってきていますが、行政やその団体の意見がまとまらないと先にはすすめません。僕自身が毎年、福祉課に行き、今後の介護タクシーの運営についての協議をするわけですが、なかなか前に進んでいないのが現状です。
これから先、介護タクシーの民間業者が1台しかいないにも関わらず飽和状態が続く香美町で、介護タクシーの制度が大きく変化出来るように頑張って行きたいと思います。その状態が続けば、きっと民間業者も増えてきて、にぎわいあるまちづくりができるのかなと少し期待を膨らませているところです。
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