学習時間0の少年時代の僕がなぜ1日10時間も勉強をするようになったのか
子どもたちにとって楽しみだった夏休みもあとわずか。
そして、一部の親子にとっては怒涛の夏休みではなかったでしょうか。
我が家も今、戦場と化しています(笑)
今日は自分の少年時代の勉強と今の現状とを照らし合わせて書いていきたいと思います。
勉強が大嫌いだった少年時代
僕は小学生や中学生の頃、とても勉強が大嫌いでした。
好きな人の方が少ないのかもしれませんが、僕は嫌いだったので勉強机にほとんどむかったことがありませんでした。
記憶が薄れているだけでは?と思われるでしょうが、本当に勉強をしなかったのです。
親によく言われたのは、「頼むから勉強してくれ」とお願いされ、しまいには母親から「私が塾に通ってあんたに教えようと思う」とまで言われました。
親の「せめて我が子には最低限でいいから勉強をしてほしい」という願いを踏みにじるかのように、僕は全くしませんでした。
ですから、成績は常に最下位の方で、何か補習があれば毎回それに行くような生徒でした。
ここだけの話ですが、中学の時のテストの点数は平均20点から30点くらいだったように覚えています。良くて40点というところでしょう。
数学に関しては、0点をとったことさえあります。
人生で一番勉強をした時。
こんな勉強をしなかった僕でさえ、人生で猛勉強をした時期があります。
それは26歳の時。
結婚を機に派遣社員から教習所へ転職をするために試験勉強をしたときです。
死ぬ気で勉強をしました。
大げさではありませんが、毎日10時間以上勉強をし、「絶対に合格する」という気持ちを常に持っていました。
研修生時代にホテルで缶詰状態で勉強をしていたときがあるのですが、朝から勉強を始めて、そろそろお腹が減ってきたなと思い、カーテンをあけると夕方だったというときがあります。
「交通実務六法」という分厚い本の条文だって、相当暗記をし、盲導犬のハーネスのサイズまで覚えていて、同期の研修生に飽きられたくらい取り組みました。
めちゃくちゃ難しい正誤式問題があるのですが、研修生の中でも正誤式のエキスパートになろうとグループを作り、どの問題になっても100点がキープできるように徹底的に覚えてものです。
面接試験の時には、面接官である試験場の場長補佐から「あなたは正誤式どれくらい勉強した?点数は言えないけど、トップだったよ。とても驚いた結果だった!」と驚かれる良い成績だったようです。
それくらい猛勉強をしていたのです。
学習時間0の少年が26歳で10時間の猛勉強。
いくら母親に勉強をしろと言われてもしなかった僕でしたが、誰に強要されるわけでもなく自分の意思で勉強することができたのです。
学習時間0の少年がなぜ1日10時間も勉強をするようになった
僕は26歳で猛勉強した時に気付いたのです。
「人に言われてする勉強はできない。自分の目標に向かってする勉強はいくらでもできる」と。
小学生の時や中学生の時に勉強をしなかった僕はよく「勉強せーへんかったら、就職できひんで!」なんて言われていました。
高校にも行けないようなことも言われました。
しかし、勉強しなかったら就職できないという状況がいまいち自分のこととして受け止めることができなくて、人ごとのようにしか受け止めていなかったのです。
まあ、なんとかなるだろうなんていう気持ちだったんでしょうね。
勉強しない人に「勉強をしろ」と言ったところで、僕のようにしないのか、又はしているふりをするだけかもしれません。
大切なことは、「勉強しないとこうなってしまうぞ!」と否定的な感じではなく、「勉強をすると、こんな良い結果が待っている」と具体的な目標を掲げるほうがやる気が出るのかなと僕は26歳のときに感じました。
我が子にうるさく言ってしまう自分がいる
少年時代にあれだけ母親にうるさく「勉強しろ」と言われて嫌だった僕ですが、今はどうでしょう。
夏休みは毎日朝から「勉強したか!?」「していなかったら早くしろ!」なんて、偉そうに言ってしまっている自分がいます。
そうとう矛盾しています。
「勉強しなかったらお父さんみたいになるで!!!!」なんていう言葉を言いたいところですが、今の僕の人生はとても楽しいのであまり参考になりません(笑)
そんな矛盾した自分がいて、毎日葛藤の連続という感じです。
僕が今、勉強をしている理由
僕は学校の勉強はしていませんが、今になって経営に必要であり、盛業になるための勉強をしています。
例えば、マーケティングだったり、そういった本の中には4P、4C、バリュープロポジション、イノベーター理論など26歳で猛勉強していたときとは、全く違う分野の勉強をしています。
この勉強を始めたのは、つい2、3年前の38歳くらいだったと思います。
自社の経営をどうやったら上手く成り立たせれるかという思いではじめました。
その延長線上で現在も少しずつ勉強をしているのですが、今も続けている理由は自分のためというより、人のためでもあるように思えます。
僕はミラサポの専門家講師や兵庫県商工会連合会の専門家講師として活動をさせていただくことがあります。また、介護タクシーの開業支援もさせていただいていることから、僕を呼んでくれた相談者、開業支援を受けられる創業者のために少しでも学んだことを伝えることができたらなという思いで学ばさせていただいています。
ですから、今読んでいる本は難しいことが書いてありますが、それを自分がどういう風に伝えるかなんていう想像をしながら読んでいるので楽しいです。
目標は何であったっていいと思います。
「何か打ち込める目標を見つけること」が勉強をするためのモチベーションになると僕は思っています。
これは、自分がしてきたこと、今していることなので、自信を持ってみなさんに伝えれます。
今はさすがに10時間の勉強はしていませんが、「もう少し若かったらやったのに!」なんていう言い訳をしないように今をしっかりと生きていきたいと思います。
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