2015/01/10
奥さんと最後のドライブその2〜介護タクシーの現場より
今日は、日曜日ですね。今年も恒例の牛祭りの造形物コンテスト出展します!かなりハードになりそうです。
ちなみに昨年の作った作品はこんな感じです。
これって横から中に入って、牛さんの手を動かすことが出来るんです!
顔の中央にある鼻なんですが、こどもたちからおっぱいみたいと言われました(笑)
さて、昨日のお話の続きです。
返事のないご主人を見て僕は奥さんにこう言いました。
「ご主人の様子がおかしいので大きな声で呼びかけてください!」
そして、僕は警備に連絡をしに行きました。
ここでのポイントは奥さんに声かけをまかせて、自分は警備に伝えに行ったということです。
僕はここの病院のことを把握していたので自分が行って伝える方が早いと判断したのです。
現場では、スピードが勝負となります。
連絡をし、戻ってくると車両に積んでいるAEDを出してました。
そうしていると、医師が駆けつけてくれ、すぐに胸骨圧迫をはじめました。
「絶対に蘇生するぞ」という思いでAEDを胸につけ、ストレッチャーで処置室に入って行きました。
奥さんはどうしていいかわからない状況でとまどっておられたので、
しばらく、僕は奥さんと話をしながら一緒にいました。
すると、看護師さんが来られ、
「大変残念なのですが。。。」
それを聞いた奥さんが「覚悟は出来ていました。お騒がせしてすいませんでした」と言われました。
そして、僕に「今西さん、本当にごめんなさい。こんなに迷惑かけてしまって。あなたの介護タクシーで良かったです。」
こう言っていただいたのです。
僕は「言い方が間違っていたらごめんなさい。前日に奥さんがやっぱり一緒に行くと言われたのは、何か察することがあったのかなと思います。今回このようなことに
なったのは辛いでしょうが、お二人が通院してきた道を奥様と一緒に最後のドライブとして、思われたのかもしれません」
奥さんは「感謝しかありません。本当に一緒に車で来れてよかった。最後のドライブは今西さんの介護タクシーでよかった」
こうおっしゃっていただきました。
利用者さんの状態がおかしい時、自分自身が蘇生を試みましたが、結局、蘇生が出来ませんでした。
自分が殺してしまった気がして、大変ショックが大きかったことを覚えています。
こういった経験から「救命講習の大切さ」をより感じたのです。
そして、現在、僕の介護タクシーに乗車される利用者さんのことを看護師さんやご家族から情報を聞き
利用者さんの状態に変化が見られたら運転席にいてもわかるように、
画面と音で知らせてくれる「パルスオキシメーター」を装備するようになったのです。
明日はバルーンアートをするきっかけを書きたいと思います!!
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