派遣社員時代に味わった悔しさ、屈辱が全てを変えた。
ボクはこれまで様々な仕事に就いてきました。
その中でも、派遣社員時代の経験が本当によく活かされていると思います。
今日はそんな話で、悔しい思いをしたことがある人にはぜひ読んで欲しい記事です。
正社員って派遣社員とは違うの?
わかる人にはわかる、わからない人には全くわからないことなのですが(笑)、正社員は会社に直接勤務している人で、派遣社員は名前の通り、派遣会社からよその会社に派遣され仕事をするものです。
ですから、正社員の方からすれば派遣社員は同じ職場で勤務している外部の人という感じですね。
ちなみに派遣社員は、保険や年金など自分で入らないといけない場合があり、もらった給与をそのまま生活費や遊びに使うと後でとんでもないことがおきます(笑)何も考えずに給与を使っていて、事務の人から年金や保険の事を教えてもらって慌てたことがあるのは内緒です(苦笑)
正社員の残したご飯などを食べる生活
当時、仕事は夜勤を中心にしていました。
夜食を食べるのですが、弁当を買わなくても正社員の人の残りのごはんやおかずを食べる日々が続いていました。
今、考えると「人の余り物」で生活していた感じです。
若かったせいもあるのか、周り派遣社員がそれを当たり前にしていたからなのか、マヒしていまして、何も思いませんでした。
今なら絶対に嫌かもしれません(笑)
とりあえず、プライドがなかったと言われればそれまでだと思います。。。
努力という言葉をつなぎとめたもの
その会社の中では、どれだけ頑張ってもその会社の正社員の人より上に上がる事はできないわけで、あまり努力することをしていませんでした。
唯一、していたとすれば早出、残業です。
当時のボクは、派遣社員で一番早出と残業をしていました。
とりあえず、お金を稼ぎたいという思いで必死でした。
給与は多い月で50万近い金額をもらっていたので、生活には困らなかったです。
その早出と残業をする理由は、クルマの購入でした。
ボクはクルマが好きだったので、クルマを買う為にひたすら早出、残業をしていたんです。
今考えると、人に言いにくい過去ですがクルマの中身だけお見せしますね。
バカですよね〜(笑)
外観はまた別の記事で紹介したいと思います(笑)とりあえずクルマに相当力を入れていました。
そうなんです。
つまり、ボクの中で努力という言葉をなんとかつないでいたものが趣味であった「クルマ」だったんですね。
間違っても、会社のために努力しよう!なんて言葉は、派遣社員のボクからは全く考えることもありませんでした。
失敗をすると、嫌味を言われ、仕事の成功にはつながらなかった
仕事でミスをすることもあったのですが、そのたびに正社員の方から注意を受けるわけです。
それはまだ良かった。
注意ですから。
それより、一部の正社員から嫌味を言われ続けたり、質問をしても無視をされるのがとても辛かったんですね。
結果、残念ながら次の仕事の成功にはつながりませんでした。
そういう毎日が嫌で辞めて行く人もたくさんいたり、中には逃げ出す派遣社員もいました。
沖縄や北海道からも来ている人がいたのですが、会社に出勤して来ないので部屋まで見に行くと、荷物も全てなくてもぬけの殻だったり(笑)
こういう職場の環境ってどうなんだろうって考えた時に、「そろそろダメだよな〜」って思いだしたんです。
当時、結婚をすることにもなったので、余計に拍車がかかったという感じです。
そこで、色々考えた結果、教習所の先生になろうと思いつき、その道に進む準備をしたわけです。
夜勤をしながらの猛勉強は地獄。
派遣社員時代は、ずっと夜勤でしたので人と生活が逆でした。
それだけじゃなくて、教習所に入社するための猛勉強をしていたので本当に大変でした。
学生時代から勉強をする人間じゃなかったので、相当なストレスだったに違いありません。
くじけそうになりかけた日が何度もあったのですが、やる気にさせてくれたのが一部の正社員の嫌味や屈辱的な言葉でした。
人間のやる気ってこういうところから出るもんなんだねって思いました(笑)
優しい正社員の方もたくさんおられたのですが、どうしても嫌みな正社員の人が頭に出て来るものですから、「ここで勉強を辞めたら、今と変わらない!やるしかない!」と気持ちを奮い立たせたものです。
本当に嫌みな正社員の方には、ありがとうと言いたいです。
人生ってこれだから面白い。
嫌みな正社員から逃れるためにも努力した結果、無事に教習所に入社ができ、そして、教習所の教官となったボク。
大型トラックを指導出来るくらいまでになったある日。
いつものように教習をしようと大型トラックの横で生徒さんを待っていると。。。
生徒さん「お願いします」
あっ!!!
派遣時代に嫌みなことを言ってくる正社員のお友達でした(笑)
ボクの顔を見てちょっときまづそうでしたが完全に派遣社員時代と立場が違います。
こちらは仕事なんで何も気にせず教習所をしていたのですが、焦りからきたのか、コースからタイヤが脱輪し、さらに焦っておられました。
正社員のお友達「うわー!やっちまった!!脱輪だ!!」
ボクは笑顔で優しく声をかけました。
「ボクの派遣社員時代みたいに人生を脱輪するより大した事無いですよ。」
悔しい思いをたくさんしたから、今の自分があるんでしょうね。
職場で悔しい思いをしたなら、新しい道を目指すのもありかなと思いました。
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