車の免許を取得したからと言ってプロではない☆真の教則本はアナタのお父さん、お母さん。
僕のブログは「介護タクシーの開業支援」のサイトです。
しかし、毎日、教習所のことに関する記事を読むために100人以上の教習生や関係者の方が来られています。
自動車教習所に行きたくない人必見☆元鬼教官が伝える対処法
この記事だけで多い時には150人読まれ、それだけ教習所に行きたくない人が多いのかなと思っています(笑)
しかし、苦労して取得した運転免許証を手にしたときは格別の喜びに変わることでしょう。
今日の記事は、めでたく免許を取得した若い人、もうすぐ免許を取得できる若い人は特に見ていただきたいですし、出来ればその保護者の方にも見て頂ければとても嬉しいです。
事故で亡くなった子どもの葬儀は壮絶。
僕はこれまで交通事故で亡くなったお子さんの通夜、葬儀に行ったことがあります。
なんて声をかけていいのかわからない、その一言です。
亡くなったお子さんの顔を見ると、事故の悲惨さがわかりました。
ここでは表現を控えますが、親が子どもの遺体をみた瞬間は、自分の子ではないというくらいの状況です。
こういった話をすると、ドラマの出来事のような気がしますが、生きている以上は運転をしていても、していなくても、事故に巻き込まれる可能性があり、常に身近に潜んでいると言っても過言ではありません。
ただ、免許を取得したばかりの初心運転者と呼ばれる人たちにはさらにリスクがあります。
教習所を卒業したくらいで車を操れると勘違いしないでほしい。
運転免許は、自動車教習所で自動車の運転に必要な一定の知識と技術をクリアすれば卒業でき、公安委員会が行う運転免許試験に合格すれば、免許を取得することができるものです。
その期間、たったの1ヶ月半程度。
それだけしか経験していないにも関わらず、「自分にはもうできる」と下手に自信は持たないほうがいいです。
残念ながら、卒業して間もないときは、運転免許を取得する程度の技量と知識しかありません。
交通社会の中で柔軟に対応できる能力なんて持っていません。
自分一人しか走っていなければ、そこそこの技量で対応が出来るかもしれませんが、あくまで色々な性格を持ったドライバーがいて、色々な行動をしてくる自動車もいます。全てがルールに従ったロボットみたいな自動車なんてほぼ存在しないと思ってください。
相手から見れば、自分自身の自動車だってそうです。
ただ、自動車の運転は慣れなければ上手になりません。
僕が言いたいことは、柔軟な対応が出来るまで身近なところで経験を積んでほしいということです。
毎日同じ道を走っていても、同じ道路状況だということはありません。常に何かしら変化をしています。
それを感じ取れることができ、対応ができるように練習していくことが大切なのです。
普段は時速50キロが限界な人でも友達が乗ると限界を越える!
免許を取得した若い人は、これまでに経験したことのない車がある生活に快適さを感じることだと思います。
自転車から自動車に乗り換えたときなんて、本当に移動範囲が広くなり、友達と色々なところに出かけたものです。
ここで気をつけなければいけないのが、友達を乗せたときの自分のテンションです。
普段、一人で運転をしているときの通常の速度が50キロくらいだとします。
しかし、その人の性格にもよると思いますが、友達が乗ると少しだけいいところを見せたい、普段走っている50キロの走行じゃなく、70キロくらいで走行している自分を見てもらい、友達の中でも運転が長けている人と見られたいという気持ちが芽生える人がいます。
残念ながら、そういった人はすでに自分をコントロールできていない人です。
自分自身をコントロール出来ていない人が、自動車をまともに操れるとは到底思えません。
きつい言い方をするようですが、僕の経験上、間違いないです。
速度を出すことで運転が上手になった気がするかもしれませんが、アクセルを踏めば猿でもできます。
本当に上手な運転とは、危険を予測し、状況に応じて速度をコントロールし、安全な運転をすることです。
ここを絶対に勘違いをしないでほしいと思います。
道路交通法の目的は事故を防止することではない。
運転免許を持っている人なら、誰もが感じたことがあるのではないでしょうか。
「交通ルールって厳しすぎない?」と。
僕ももっと緩和化したらいいのになと思ったこともあります。
ただ、こちらをご覧ください。
(目的)
道路交通法は、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、及び道路の交通に起因する障害の防止に資することを目的とする。
道路交通法の目的には「事故を防止する」とは一言も書いてありません。
事故が起きる前の「危険を防止する」と書いてあるのです。
だから、交通ルールは、「危険を防止するため、安全と円滑を図るため、障害の防止のため」に作られており、運転をする人にとっては厳しめのルールとなっているのです。
初心運転者のあなたに絶対に伝えたいこと。
親を不幸にするかしないかあなたの運転で決まることがあります。
運転者となったあなたには、その重責があります。
違反をしたら、単に点数制度に影響するような行政処分だけでなく、刑事責任や損害賠償などの民事責任に問われることがあります。
大きな違反をすれば、10代で免許を取り消しになり、5年間免許が取れなかった人も知っています。
それらが、就職にも大きく影響してきます。
だから、一つだけあなたに伝えたいこと。
あなたに一番近いベテランドライバーである親の意見に耳を傾けよう。
免許を取得すれば、僕のブログや教習所の勉強より、あなたのことを一番理解してくれるお父さん、お母さんの言葉が真の教則本となるのです。
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