【意外と知らない】介護タクシーと福祉タクシーの違いってなに?
僕はよく介護タクシーの記事に関して書くことがあります。
そして、僕が行っている事業も介護タクシーであったり、介護タクシーの開業支援事業であったりと「介護タクシー」という名前がつく事業をしています。
そういった中でよく質問されることがあります。
「介護タクシーと福祉タクシーって何が違うの?」って。
今回は数ある質問の中から意外と知られていない「介護タクシーと福祉タクシーの違い」について、そして、それらについて誤った解釈をされている方がいるのでその点について書いていきたいと思います。
そもそも介護タクシーとは?
日頃から介護タクシー、福祉タクシーという名前を聞くことがあるかもしれませんが、二つの正式名称は「一般乗用旅客自動車運送事業(福祉限定)」と言います。
管轄は国土交通省の各運輸局になり、運輸局のサイトにいろいろと定義等が書かれています。
よく勘違いされる名前としては、「介護保険タクシー」というものです。これは後ほど出てくる項目で説明をするので割愛させていただきますが、名前はよく似ていますが、扱いも管轄する省庁も違ってきます。
よく見返してみると、以前の記事でも書かせていただいていますね。
介護タクシーの内容をざっくりと説明しますと、利用される方から依頼があった場合、その場所まで行き、患者さんを目的地まで移送します。ここで気をつけることは、一般のタクシーのように誰でも運んでいいものではありません。
一般乗用旅客自動車運送事業(福祉限定)と明記されているわけですから、規定の人以外を乗せて運行してはいけないことになっています。
ただ、現状として中には規定以外のお客さんを乗せている事業者もいるようで、一般のタクシーへ悪い影響を与えていることもあります。
サービスに関しては以前の記事でも詳しく書いていますので、下記の記事を御覧ください。
福祉タクシーとは?
介護タクシーという名称と同時によく聞く名前が「福祉タクシー」です。
名前が違うだけで介護タクシーと同じ意味で、正式名称も「一般乗用旅客自動車運送事業(福祉限定)」となります。
地域やその事業所によって呼び名が違うので、どう呼んだらいいのか紛らわしいかもしれません。
よく耳にしたり、目にするのが、介護タクシーはお客さんを介助してもいいけど、福祉タクシーは一般のタクシーと同様だからお客さんを介助してはいけないということです。
試しに「介護タクシー 福祉タクシー 違い」と検索してもらえれば、出てくるかと思います。
介護タクシーや福祉タクシーの法規が書いてある運送法には区別してある規定がありません。
しかし、どういったわけか大手のサイトや介護タクシーや福祉タクシーを開業するサイトでは分けるような説明が書いてあります。その反面、申請書類を扱う行政書士のサイトにはきちんとした内容のことが書いてあります。
お間違えのないように理解していただければと思います。
まとめ
さて、今回は介護タクシーと福祉タクシーの違いについて書かせていただきましたが、結論としては同じ事業だということです。
では、ここで大切なことは何かというと、当社がやっているような事業を創業したい場合に管轄する国土交通省の運輸局にはどのように言えばいいのかというと、「福祉限定の一般乗用旅客自動車運送事業をしたいです」と伝えてもらえれば、きちんと話が伝わります。
それを「確かうちの地域では、白いナンバーでできる福祉有償運送が福祉タクシーという名前だったな」と勝手に解釈をして運輸局に「福祉タクシーをしたいです」と言えば、介護タクシーと同様の手続きを踏んでしまうこともあります。
ですから、介護タクシー、福祉タクシーを開業したいと思った時には、きちんとしたことを調べたのち、とりかかるようにすることをおすすめいたします。
当社にお任せいただければ、よりスムーズな創業支援をさせていただくことができます。
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