いじめとからかいの境界線☆受ける側と攻撃側で境界線は違う

よくニュースや新聞で目にする「いじめ」。

そのいじめが原因で自殺をする人がいます。

そして、よく聞くのが「こうなる前になぜ相談しなかったのか」「周りの人はわからなかったのか」ってことです。

いじめさえなければ、いじめられた人は死ななくて済んだのですが色々なことが積み重なって亡くなってしまう。

今日はそんな「いじめ」について記事を書きます。

いじめとからかいの境界線

ボクはいじめとからかいの境界線っていう「見えない境界線」が存在すると思います。

いじめ自体やからかいは目に見えるけど、それらの境界線は見えません。

そして、その境界線の線引きは曖昧です。

なぜなら、受ける側とする側と境界線の場所が違うからです。

例えば、ボクがアツシ君という子の陰口を色々な人に言ったとします。

「あいつ、くらーい奴だね。気持ち悪い。ははは」って。

周りにいた仲間は、きっとボクのリアクションや相手の困った顔を見て盛り上がるでしょう。

なぜなら、からかいだから。遊びの一部としてとらえているからです。

しかし、言われた方はどうでしょうか。

みんなの前で気持ち悪いって言われて、笑われて。。。。

とても一緒に笑えません。

その場を立ち去りたくなる気分になります。

立ち去ると孤立化します。

受ける側は、孤立化していき、からかいからいじめられているという気分になっていくわけです。

このように、相手の立場によっていじめとからかいの境界線っていうのは、とてもわかりにくい面があります。

じゃあ、このいじめとからかいの境界線って本当にわかりにくいのでしょうか。

いじめとからかいの境界線の発見方法

いじめとからかいの境界線は見えないですがその行為の発見方法なんて簡単です。

よく、テレビで取材を受ける生徒さんたちが言うじゃないですか。

「自分たちもいじめやからかいを目撃した」って。

この時点で行為が発見されているわけですよ。

それで本当はわかるわけですよ。

 

いじめだって。

でも、いじめっていう風に自分の中で処理してしまうと、罪悪感が出て来たりするもんです。

「いじめがありながら、自分は見て見ぬふりをした」って。

だから、いじめと判断するのではなく、「からかいやその他」で処理されるわけです。

忘れてはいけないのは、その間にもずっと受ける側は耐えなければいけないのです。

 

また、残念なことに受ける側には味方がつきにくいです。

なぜなら、受ける側に味方につくと、今度は味方についた人も対象になる恐れがあるからです。

攻撃をする側っていうのは多人数なら強いですが、自分が逆の立場になるのを恐れているのです。

本当に強い人って実は「いじめを受けている側の人間」です。

だって、ひたすら孤独といじめに耐えているから。

いじめを受けている人って耐え続けるしかありません。

それを耐えなくてもいいように出来るのは、１番身近にいる「気づいた人」です。

いじめとから救うのは「気づいたあなた」です。
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