介護タクシーの開業から得た気づき☆「介護はいい加減でいいと思う」
介護って適当でいいと思うことがあります。
考えれば、キリがないので適当でいいと思うのです。
そんなことを書いてみました。
人は生きている以上、年をとるもの。
僕は気づけば、今年で40歳になります。
つい先日、成人式を迎えたところだと思ったんですが(笑)
年をとるというのは、いいなと思うこともありますが、少々さみしくなるものでもあります。
例えば、お悔やみ欄を見て同じくらいの年齢の人が亡くなっていたら「あー段々とお悔やみにのる年代になってきたか。。。」なんと考えてしまいます。
そんなことを考えていても、仕方がないのですができるだけ生きたいものですよね。
僕はまだ40年しか生きていませんが、僕の介護タクシーはその倍以上の年齢のかたを運ぶことがよくあります。
介護タクシーをしていて思った。
80歳くらいのおじいさん、おばあさんを必死に介護しているご家族の姿を目にすることがあります。
すごい頑張っているなって思います。
しかし、自分の全てを犠牲にしてまで介護をしている人を見たことがあるのですが、そういった人たちはもっと手を抜いていいと思うのです。
このように書いてしまうと、「家庭の事情」でどうしようもないと怒られるかもしれません。
一生懸命に周りが見えなくなるくらいまで介護にどっぷりとはまると、手を抜くことが悪いことのようになってしまう人もおられます。
そうなると、先に見えるのは共倒れの危険だってあるのではないでしょうか。
僕はそこに到達することが一番怖いと感じています。
介護はいい加減が一番!
先ほども書いたように、介護者と要介護者の共倒れが一番怖いと思います。
ニュースで介護している家族が疲れて、介護をされているお父さんを殺害してしまったというような本当に悲しい事件を見かけることがあります。
そうならないためにも、僕は利用してくださる家族にいうことがあります。
「介護はいい加減でいいと思いますよ」って。
その言葉を発すると、「そうですよね!!その言葉を言われて安心しました」というご家族さんが何人もおられました。
「いい加減」という言葉は悪く使われることがありますが、実はいい意味もあります。
おおむねできている、ちょうどいいくらいという意味もあるんです(笑)
だから、放棄するということではなくて、だいたい出来ていたらあとは、ちょっと手を抜いてもいいんじゃないかなというのが僕の意見です。
家族がいい加減に介護ができる環境を作ることも大切。
この記事でいい加減な介護について書きましたが、そもそもそんな環境が整っていないと、いくらいい加減にしようと思っていても物理的に難しい環境の家庭もあるかと思います。
そういった部分を補える地域づくりというのが大切になってくるんじゃないでしょうか。
まだまだ、必死に介護されているご家族っていると思います。
全ての方に僕が耳を傾けることはむずかしいですが、せめて僕の介護タクシーを使ってくださる利用者さん、ご家族の心の支えに少しでもなれれば、僕が起業した本当の目的に到達するかなと思いました。
いい加減な介護タクシーにならないようにこれからも僕のファンである利用者さんを大切にしていきたいものです。
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