粉々に壊れて無くなった父の墓☆お墓を作るなら石のお墓がいい

みなさんお盆をどうお過ごしでしょうか？

毎年なんですが、お盆と正月は少し介護タクシーの仕事はゆっくりとしています。

今日はお盆ということもあり、自分の父のお墓について記事を書きたいと思います。

１４年前に作られた木造の父の墓

今から約１４年前、僕が２６歳の時に父は５４歳という若さで他界しました。

その前から体を壊したりしていて、原因はお酒の飲み過ぎだと聞いています。

僕とえらい違いです。

さて、そんな父ですが仏さんとなった時には父方のお墓に入るわけです。

（母は離婚をしているため、すでに母方のお寺に預けられています）

父方のお墓に入る際に、父の弟さんが「お金がないけど、兄貴には新しいお墓に入ってもらおう」ということで、新しいお墓を作ってもらいました。

お墓というと普通は石のお墓をイメージされると思いますが、父のお墓は木造でした。

父、初めての新築！

木造のお墓と言っても、そんなにたいそうなものでなくて小さな小さなお堂のようなお墓でした。

失礼な話ですが、本気出したら自分でも作れるんじゃないかというような簡単で小さなお墓でした。

何でそんなにローコストなお墓になったかというと、父の弟さんが「ワシがお金を出す！」ということで言ってくれたのはいいんですが、そんなにお金もなかったらしく、その木造のかたちになったようです。

でも、気持ちがとても嬉しかったです。

きっと父にとっては、初の新築です。

僕もお金を出すと言ったのですが、お墓の問題って結構難しいもんですね（笑）

お墓って一人で勝手にどうこう出来るわけじゃなくて、みんなで話し合いするわけですが、僕のように父方から離れてしまった人間は特に口を出しにくいものです。

そんな理由もあって、全ておまかせしていました。

それからは毎年、父のお墓がある京丹後市峰山町に墓参りに行きました。

しかし、３年くらい前にとんでもないものを目にするのです。

粉々になり、無くなっていた父の墓。

父のお墓はお寺さんの駐車場から少し離れたところにぽつんと一つだけたてられていたのですが、無意識にそのお墓を通り過ぎていました。

普通はたくさんのお墓が並んでいるので、「うちのお墓どこだっけ？」となる場合があるかもしれないのですが、父のお墓はひとつだけポツンとあるので見落とすわけがないのです。

はじめて「うちのお墓どこだっけ？」って探しました。

すると、ありました。それも破壊されていたような状態で。

一瞬、怖くなりました。

普通はお墓って壊れているイメージないですよね。

それが完全にあるべき場所からなくなっていて１メートル後方くらいに横倒しになって粉々になって壊れている状態だったんです。

よく見ると、何か意図的に壊されているような感じもしました。

写真も撮ったのですが、ここでは控えておきますが無惨でした。

とりあえず、見た瞬間に腰を抜かしそうになりましたよ（笑）

帰れる里はあったほうがいい。

さて、粉々に壊されていた父の墓ですが、このお墓には父だけでなく、僕のお爺さん、おばあさん、そして、このお墓を建ててくれた父の弟さんのお骨が入っていました。

親戚に問い合わせてみると、そのお墓の近辺には身内がいなくなったため他県に移動したようです。

一言言ってくれていれば、こちらも焦らなくていいのですが、父方と離れてしまったので文句も言えません。

せっかく父の弟さんが建ててくれた木造のお墓ですが、今は無くなってしまい、そして父のお骨も遠い地域に行ってしまったのですぐには墓参りにはいけません。

普通なら里帰りを兼ねて墓参りにも行けるわけですが、そもそも僕に里がありませんしね（笑）

帰れる里は絶対にあったほうがいいです。

そして、お墓は木造より石の方が壊れなくていい！

お墓は壊れるという前提で建てないとは思いますが、ぜひお墓をこれから建てる人がいるなら石のお墓で小さくても気持ちのこもったお墓にしてください。

僕もいつかは父と母のお墓を作りたいと思います。

 

 
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