４０代で起業をしたい方へ☆辛い経験や失敗を経験したことがある人は強い

今回のブログは起業を考えている人以外、読まないかもしれません。

なぜなら、結構長いからです（笑）

それを覚悟して読んでいただければ、幸いです。

最初に伝えておきますが、僕は３３歳の時に自動車教習所の先生を辞めて、今の介護タクシーを起業しました。

それから、介護タクシーの開業支援の仕事やバルーンアートのお仕事、そして、商工会の専門家の講師やミラサポの専門家講師として幅広い仕事をさせていただいています。

全部で５つくらいかけもちで仕事をしているので、その仕事に応じて素早く頭を切り替えるようにしています。

人を雇えばいいかもしれないのですが、仕事上、自分以外の人が代わりにできる仕事でもないので今は一人でしています。

さて、今日の記事は、４０代で起業したい方へ向けての記事です。

何故４０代に向けて記事を書こうと思ったかというと、先ほども書いたように、僕は介護タクシーの開業支援をしています。

相談や問い合わせで一番多い年齢が４０代だからそれだけ需要があるなら、一度４０代の年齢に絞って起業について書いてみようと思いました。

何故４０代で起業なのかを考えてみる。

僕は介護タクシーの開業相談で「何故４０代になってから起業を考えたのか？」ということを聞きます。

起業は、結構体力がいります。僕が起業する時も頭をフル回転し、色々なところに走り回ったりして大変だった記憶がありましたが、それは辛いものではなくとても楽しいものでした。

でも、そんな大変なことなら若いうちのほうがいいのですが、何故４０代になってからサラリーマンを辞めて起業したいのかを聞くのです。

だいたい返ってくる言葉は次の３つです。

・　今の会社が辛くて、新しいことを見つけたい。

・　今までにない新しいことをしたい。

・　自分の可能性を発見したい。

こんな感じです。まあ、３つとも同じようなものですが。。。

いやー、とても共感します（笑）

会社が辛いと思ったことはあまりありませんが、やっぱり新しいものを発見したかったり、自分の可能性を見つけたいなんてものすごく共感します。

共感するのですが、４０代で起業するリスクだって当然あります。

それをきっちりと把握した上で起業を考えていかなければいけないと思います。

４０代で起業するリスク。

４０代ともなれば、結婚をしてお子さんがいる方も多いのではないでしょうか。

つまり、家族を支えていかないといけません。それを前提でお話ししていくとこうなります。

１　サラリーマンの時と違い、定期的な収入が不安定になる可能性あり。

２　アンテナをしっかりはっておくなど、情報網をしっかりしておく必要がある。

３　４０代になれば、健康面をしっかりと管理する必要がある。

この３つです。

１番目は、頑張って成果を上げれば、収入につながる可能性があります。とても魅力的なことなのですが、その反面、結果を出さないとそれが収入に直撃します。僕だって起業する前は、大きな夢を描いていましたが、いざ起業してみると収入がなく、ひどい時にはひと月２万数千円の売り上げ、半年間の平均売り上げは１０万いかなかったような状況でした。家族を養っていくのには、ほど遠い金額ですよね。まあ、それが今になって大きな強みになっているのですが、このようなリスクもあるということです。

２番目は、情報は常に自分からつかみにいかないといけません。これまで会社に勤めていたなら、社長や上司、事務員さんが必要な情報を教えてくれたり、研修を受けさせてくれたりしていたかもしれませんが、自分一人で仕事をするようになると、積極的に自分から情報をつかみにいかなければ、他人が教えてくれることはあまりありません。ですから、つねに情報網をしっかりとしておき、幅広い分野の人とつながっておく必要があると言えます。

３番目は、これがしっかりと出来ていなければ話になりません。３０代の時より４０代のほうが段々と体が衰えてきます。仕事が忙しくなりすぎて、健康診断や検査をおろそかにしてしまうと思わぬリスクを背負うことになります。ですから、自分で仕事の量をコントロールできるはずので体はしっかりと管理をする必要があります。僕はこれまでと体調が少し違うなと思ったら、仕事を入れずに病院に行き、検査ができるならすぐに希望をします。目の前の仕事だけにとらわれずに、体調面をしっかりと管理できることが大前提と言えます。起業したことがきっかけで体が悪くなったら、元も子もないですしね。

特別な人が起業する世の中ではない。

起業と言うと、特別なイメージがあるかもしれません。普通はサラリーマンで人生を終える人が多いですからね。

しかし、起業は決して、特別な人がする世の中じゃありません。

僕だって、凡人ですが起業をしました。起業の仕方はジェット機みたいな勢いでしたが（笑）

僕の開業支援の相談でも、ごく普通の人が起業したいと言って相談をされるケースがとても多いです。

電話やメールで「あっ、この人変わってるな」と思ったことはないような気がします。

ただ、起業後に特別な人になるケースはあるかもしれません。

要は起業する前までは普通だったけど、勇気を出して起業してみると実は人生で初チャレンジした仕事が天職だったということもあるのです。

天職かどうかなんかは、やってみてからじゃないとわからない気がしますしね。

起業をしたいけど、思いとどまる３つの理由。

これまで介護タクシーの開業相談をされた中でつめた話をする前に起業を思いとどまった方もおられます。
その方たちに聞いてみると、こんな理由で起業することをやめられたようです。

１　サラリーマンにはない未知のリスク

２　収入が不安定

３　自分に自信がない

１番は。。。わかるわーーー。本当によくわかります（笑）だって、サラリーマンしかしたことがなかったらわかりませんし、何が起きるのかわからないですもんね。しかし、そんなリスクばかり考えてたって仕方ないことだと思います。会社勤めだって、数年後にその会社があるかわからないので、変にリスクばかりを考えないようにしないといけないですよね。

２番ですが、前のほうにも書いていますが収入が不安定になるということです。それにビビって起業にたどりつかない人だっているのです。出発する前が一番ビクビクする時かもしれません。まるで飛行機が飛ぶ前のように。現在のサラリーマンである人の収入が３０万だとします。うまくいかなくてその収入が半分になったとしたら、生活の質も落ちていくわけです。頑張れば、現在の収入より上になり、生活の質は上がるのですが、思いとどまる人はその覚悟と踏ん切りがつかないようです。

３番ですが、これがないと本当に起業できないと思います。自分に自信がないけど、起業はしてみたいという人が多かったように思えます。そんな人はぜひ、当社へご連絡を（笑）僕は自分に自信があったから起業できたんでしょうね（笑）それも全く根拠のない自信。。
何かに長けていたわけじゃないです。頭が賢いわけでもなく、介護業界も全くわからない、運送業の業界のことも全く知識ゼロ。よく起業したものです。しかし、自分なら何か出来ると直感で思っていたんでしょうね。根拠のない自信って時には、大きなエネルギーとなると僕は確信しています。

辛い経験や失敗を経験した人は起業してから強い。

これは自分自身が身をもって経験をしたからこそ、実際に感じたことです。

過去にたくさん大変なことがありました。

起業してからも色々なアイデアを出して、チャレンジしてみましたが失敗もたくさんしました。

売り上げが激減し、アイデアを出し尽くして結果が出なくて、もうダメかなと思ったこともありました。

不思議なもんです。

ダメかなと思った時に、過去に大変だったことが脳裏に浮かんできて自分を奮い立たせるんですよね。

「絶対に出来る」って。

ダメだと思った瞬間から一転して出来ると思ったら、なんていうんでしょうか、視点がガラリと変わり、別角度から物事を見れるようになり、これまでの発想とは違うものが出てきたりします。

辛い経験や失敗した人というのは起業してから何か大変なことがあっても乗り越えることが出来ると思っています。

また、僕のように介護タクシーをしていると、大変な状況の人ってたくさんおられます。

こういった人たちを目の当たりにするということは、メンタルも強いほうがいいわけです。

過去に自分に起きた大変な出来事というのは、糧となっていて大きな自信につながっていくと僕は思っています。

だから、辛い経験や失敗を経験したことがある人は強い、僕はそう言いきるようにしているのです。

40代で転職をしたいと思っている人、起業という言葉が頭に浮かんで来たならそういう人生を歩んでも面白いと思います。

ただし、リスクもある。

僕はそんなリスクをたいしたリスクだと思わずに、覚悟を決めて起業をしました。

この覚悟が出来るか出来ないかだけですね。

この先、どうなるかわかりませんが、今をとても楽しみながら生きています。

それが一番自分にとって最高の人生だと言えます。