末期ガンの母親が作ってくれた最後の料理はハンバーグ☆
火曜の朝から重そうな記事ですが、大丈夫です(笑)
これまでの記事でも書きましたが、僕の両親はすでに亡くなっています。
僕が20歳の夏に母親は48歳という若さで亡くなってしまいました。
その時に病気でありながらも作ってくれた料理と食べた感想について記事を書いてみたいと思います。
母親が作るハンバーグがとても美味しかった!
僕の母はそんなに料理が得意でもなかったように思います。
結構、お酒を飲んでいる人でもあったのですが、それ故にでしょうか、病気がちでした。
料理ができなかった日も多々あり。。。いや、よく思い出すと母は遅くまでパチンコに行ったりしてました(笑)
ひょっとすると、単なる面倒だったのかもしれません(笑)
それだけに母が料理を作ってくれた時は嬉しかったです。
特に手作りハンバーグはとても美味しかったです。
母が入院する前に作った手作りハンバーグ。
僕が20歳の6月4日に母は入院しました。
その入院する直前に「ハンバーグをいくつか作り置きして冷凍しておくから食べなよ」と言われ冷凍庫に保存してくれました。
母が入院して数週間後、6月23日に医師から呼ばれ、余命宣告をされました。
「今年いっぱい持たない」。
相当ショックだったんですが、悲しんでいる暇はないと思い、翌日に急遽仕事の休みをいただいて、いろいろな手続きや今後の準備に備えました。
それから一ヶ月後の7月30日に母は亡くなりました。
葬儀が終わり、落ち着いた頃。
7月30日に亡くなり、翌日に通夜を終え、葬儀が終わった頃、友達から電話がかかってきました。
「今日、花火大会があるけど行く?」
何も事情を知らない友達は僕を花火大会に誘ってくれたのですが、さすがに葬儀した日に花火大会に行くわけにはいかず断りました。
「世間は花火大会なんだなー」なんて思いながらも、小さい頃に両親に連れていってもらった花火大会を思い出していました。
それからしばらくして一つ忘れていたことがありました。
それは、母が生前作ってくれていたハンバーグの存在です。
2ヶ月近く冷凍されていたハンバーグって大丈夫!?
冷凍庫の中を開けると、いくつかのハンバーグが保存されていました。
「これって2ヶ月くらい前のハンバーグだけど大丈夫かな。。。」
正直悩みました(笑)
今なら、ネットで知恵袋や何かで検索して調べると思うのですが、当時はそんなものがありませんでした。
とりあえず信じるしかないという感じで、心配しながらも、冷凍庫から取り出してレンジでチンとしました。
そして、ソースをかけ、一口食べると「全然いけるやん!!」
2ヶ月ぶりに食べた母の手作りハンバーグはとても美味しかった。
病気の痛みに耐えながらも必死に作ってくれた母の手作りハンバーグを、一口ひと口、しっかり味わいながらたべました。
ひょっとすると、ソースの裏には変な味がしていたかもしれないです(笑)
いや、実際は全く感じませんでした。
とても美味しく食べることができたんですね。(良い子はマネをしないほうがいいかも)
当たり前と思うことに感謝する。
母親が作った料理を食べることは子どもとして当たり前の感覚だと思います。
毎日感謝しているかというとそういう気持ちはなかなかないかもしれません。
しかし、亡くなってからこのハンバーグを食べてみて、本当に作ってくれてありがとうという感謝の気持ちが出てきました。
ハンバーグが最後の一口になった時、このまま食べなくてもいいから冷凍しておこうと思ったくらいです。
普段から当たり前だと思うこと。
その当たり前が無くなってから初めて気づくことってたくさんあると思います。
今の当たり前、もっと感謝していかないといけないなって改めて気づいたハンバーグの思い出でした。
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