「ちょっと待って下さい」の「ちょっと」ってどのくらい待てばいいの?
僕は介護タクシーをしていて、利用者さんに「ちょっと待って下さいね」って言う事があります。
自分で言いながらも考えるときがあるんですが、「ちょっと待って下さい」の「ちょっと」ってどれくらい待てばいいのか、そんな面倒くさいことを考えます(笑)
でも、これって相手の立場に立って考えてみると、結構重要なことかもしれません。
受け取り側とは時間の感覚が違う。
僕が利用者さんに「ちょっと待ってください」と言ったとします。
しかし、その実際に待ってほしい時間と言うのは、僕のその時の状況によって「ちょっと待って下さい」の時間が5分であったり、10分であったりと時間の長さは違ってきます。
また、待たされる側の時間も何分待たされるのかわからない状況です。
僕が10分だと思っていても、待たされる側は3分くらい待てばいいのかという感じにもなると言えます。
待たす側の時間と待たされる時間の差が大きければ大きい程、待たされた側の時間のストレスは大きくなると言えるでしょう。
もっと早くしてくれると思ったと言われない為に。
人が待つ時間にはある程度の許容範囲があります。
一般の方は待てなければ、自分で移動してそれなりの行動が出来るわけですが、僕がお客さんとして対応させていただく方は、基本的にご自分で動けない方です。
そういった方に対して、「ちょっと待ってください」という抽象的な言葉を使う程、待たされる側にとって酷なことはないと思います。
いつになったら来てくれるのか、いつになったらしてくれるのかという不安を利用者さんに生んでしまう恐れがあるわけです。
では、そういう不安を与えない為にはどうするかというと、こちらがしっかりと時間に見切りをつけておいて、相手に具体的な時間を言う方法が一番いいわけです。
つまり、「ちょっと待って下さい」から「あと5分待ってください」という風に。
これだけで相手はあと何分かかるんだというストレスから解消されることになると思います。
伝えた時間を過ぎると、余計なストレスになる。
具体的な時間を相手に伝えると、相手のストレスは減るでしょうが、これが言われた時間を過ぎると余計なストレスを生む事になります。
「あと5分待ってもらっていいですか」と言ったにも関わらず、最終的に10分待たせてしまった場合なんかがそうです。
介護タクシーでもあるあるかもしれません。
お客さんから診察が終わったと電話があり、「あと10分程で行けます」と言いながら、最終的には15分待たせることだってあるのです。
5分のストレスが発生するわけですが、そうならないためにも、余分の時間を伝えておくほうがいいかもしれません。
自分の中では10分かかると思っていても、一応余裕を見ていてお客さんには「15分くらいかかるかもしれません」と伝えておくほうが、お客さんにとっては最初から15分待つ覚悟をしておくので、余計なストレスがかからないことでしょう。
このように自分の都合を相手に伝える場合、時間なら具体的な時間を伝えておくといいですね。
「ちょっと待ってください」の「ちょっと」とは、個々によって時間が違うので、トラブル回避のことを考えれば出来るだけ使わない方がいいというのが僕の結論です。
出来るだけ意識して行きたいと思います。
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